フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、駅前英会話スクールがなぜ安価なオンラインレッスンに変わったのか?その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。フランチャイズで独立したいと考えている皆様のお役に立てるようにわかりやすく解説しました。
英会話スクールのフランチャイズって数少ないの?
学習塾以外のスクールを色々書かせていただいていますが、本日は英会話スクールです。
英会話スクールのフランチャイズはそれほど数は多くありません。
英会話スクール自体は、以前は1つのスクールとして展開をされている企業がそれなりにありました。
今も買収などを経て継続運営はされていますが、一旦破綻をしたところではNOVAであったりジオスなどがあります。
倒産ではないですが、一部上場企業でもあるニチイ学館が展開するCOCO塾などもほぼ全教室閉鎖をしていたりもします。
英会話スクールが厳しくなった原因は?
これらの英会話スクールは、それなりにCMなども展開し知名度もありましたが経営的には厳しくなりました。
英会話スクールは、基本的には駅前の優良立地に展開している事が多くありました。
駅前留学などの言葉もあったように、どちらかといえば、予備校に近い立地選定がされていたように感じます。
スクールビジネスというのは集客が一番肝になるところでもあります。
恐らく広告宣伝費や高い賃料の固定費が経営に響いたのでないでしょうか。
また、近年はフィリピンを中心にしたオンラインスクールも多くでています。
受講単価は既存のスクールと比べ大幅に安く、会話を上達するというゴールを考えれば、やはり回数が多くできる
安価なレッスンの方が人気が高まります。
なぜ安い英会話スクールに?
運営側で言えば、固定費は抑えられ、人件費も安く抑えられる事を考えれば、オンラインにシフトしていく傾向が強まるのは理解できます。
しかしながら、オンラインは参入障壁も低いためか非常に今は競争が激化している状況でもあります。
近年、英検やTOIECなども含め民間の英語試験によるニーズは高まっています。
受験においても推薦要件になっていたり、就職試験の目安になっているものもあります。
その場合、話す以外の技能に対しても指導が必要なため、英会話スク—ルが中途半端な立ち位置になっていたりもします。
このような、テスト対策をオールインワンで塾のコースに組み込んでいる事も多くあります。
以上の事から、リアル店舗での英会話スクールは、何か特徴を大きく訴求していかないと単なる会話の練習だけであれば埋没してしまい生き残りが難しくなるように思います。