フランチャイズ経営で備校の衰退と学習塾経営について考える
独立を考えたことがある人は多いと思います。独立には、自分でやるかフランチャイズを利用して独立するかの選択があります。そこで大事なのは、予備校の衰退と学習塾経営について考えることです。この記事では、「予備校の衰退と学習塾経営」について、実際に独立して会社経営をしている経験をもとにお役に立てるようにわかりやすく解説しました。
予備校閉鎖の理由
大学受験と言えば、以前は予備校の独壇場でもありました。
一般的に予備校の苦境が言われ始めたのは、2015年に3大予備校である
代々木ゼミナールの大量閉鎖によるものだと思います。
代々木ゼミナールは完全撤退をしたわけではなく、規模は縮小したものの
今でも教室運営はされています。
規模を縮小した要因の1つとして、少子化というよりは浪人生の急激な減少に
よるものと言われています。今から30年ほど前の1994年には20万人ほどいた
浪人生も2023年には7万人ほどに減少しました。6割以上減少をしています。
これは、予備校にとっては大打撃です。
予備校の苦戦
そして近年、予備校の苦戦の要因として、もう1つ「大学受験の多様化」があります。
今は、私立大学の6割は推薦系の入試になっています。この割合は年々上昇をしてきています。
予備校の授業のメインは一般入試対策なので、この辺も時代のニーズとマッチしなくなってきて
います。予備校の苦境は、浪人生の減少と推薦入試の増加が主たる要因になります。
このような流れもあり、大学受験も予備校以外のモデルがでてくるようになってきました。
生徒側からすれば、大学受験=予備校という図式が崩れてきているようになってきました。
その部分においては、どこか独占的に占有されたものが解放されている部分もあり、新たな
マーケットを創出しているような部分もあり人気も出てきています。
変化に対応することが重要
旧態依然の運用をしていると、外部環境的に変化しているところに気づかず取り残されてしまう
事もあります。大手予備校でさえ、このような事象が起きてしまうのです。
今後の学習塾経営においても、変化をとらえ流れにのる事が勝ち組み要素の1つになってきています。
学習塾の経営者は、どこか保守的な部分も強く変化を好まない経営者も多く存在します。
この「変化」が「チャンス」に変わる時期でもあります。チャンスと考えられる方は、
学習塾の経営に是非チャレンジをしてみて下さい。