マクドナルドにみるフランチャイズを考える

フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、マクドナルドのフランチャイズについてについて考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。

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マクドナルドでフランチャイズは可能?

すでに完成されたフランチャイズというのは、コンビニはじめいくつかあります。

その代表格で言えば、マクドナルドではないでしょうか。

マクドナルドは、以前は一般募集は行わず社員ののれん分けの形でのFC加盟しかできなかった時期もありました。

今は、募集がされており条件があえば加盟は可能です。

マクドナルドがなぜ完成されたものかといえば、昔からマニュアルが徹底しており同じスピードや品質での提供がされています。

通常は、アルバイトのスタッフが数十名規模でいる事を考えるとある程度しっかりしたマニュアル運営の上でのオペレーション構築できないと難しいのではないでしょうか。

マクドナルドは現在、3000店舗弱あります。

加盟店の数は少々不明ですが、恐らく3分2以上の店舗はFC店になります。

1店舗の平均年商は2億程度のようなので、月に1500〜2000万程度の売上が見込まれています。

ロイヤリティは売上の3%とされていますが、その他宣伝費など固定化された販促費もあるようです。

FCの募集をみますと200人のオーナーさんが10店舗以上経営をされているようなので、ある程度多店舗展開のできる事業レベルの会社がほとんどのように見えます。

従って、個人レベルのでの加盟は少数ではないでしょうか。

加盟金は500万となっておりますが、最低自己資金という事で2500万という案内がでていました。

店舗取得費の75%までの融資を受ける事が可能という事で、恐らく逆算すると最低の店舗出店費用は1億円程になるのではないでしょうか。

これが、郊外型であればドライブスルー店舗であったりすれば更に投資がかかる事になります。

知名度やオペレーションなどは抜群な反面、顧客もスタッフも若いイメージがあります。

今後少子化が進む中での顧客の減少やスタッフの確保というのは、それなりに

ハードルがあるようにも感じます。投下資金が大きい分、どの程度の期間で回収ができるかという点が懸念材料ではないでしょうか。

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