見えない課金システムとは・フランチャイズ

フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、フランチャイズにおける課金システムについてについて考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。

開業をした際に、店舗ビジネス型であれば本部から什器や内装工事も含め指定の業者や設備を強要されることが多くあります。

勿論、そのチェーンのイメージもあるので、何でも勝手にフランチャイジー側が準備してしまうとチェーンイメージを崩す事なども繋がる場合もあります。

しかしながら、既製品であったり工事自体を相見積もりが出せるような部分があれば、交渉をした方が良いでしょう。

一般的にその部分において本部のフィーが含まれている事があったりもします。

勿論、スケールメリットを活かして安く提供ができるという事であれば問題がないのですが。

また、運営をしていくにあたっても、本部のこれを導入しないといけない、広告なども本部作成のもの以外は使用を許可しないなどの制限を色々つける場合が多くあります。

チラシなどは、本部が提携しているタレントさんやキャラクターなどの場合は、当然著作権の問題などもありますので勝手に使用ができない場合はあります。

しかしながら、部数や回数も含め必要以上の量を強制する事もあるので、その辺は注意をした方が良いでしょう。

本来、全てを強要していく事は法律的にも問題があります。

独禁法の中に「本部の優越的立場の濫用」という項目があります。

あくまでも、推奨という形でしかできない部分もありますので、その辺は精査していく必要があります。

物販や飲食などはある程度本部からの仕入れなど、仕方が無い部分はありますが特にサービス業系のFCなどは、加盟金以外に運営上どのような課金状況があるのかは知っておく必要があるでしょう。

そして、不必要なものは断る権利も一定あることを理解しておきましょう。

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