フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、フランチャイズで幼児教育を運営した場合の注意点を中心に実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験を基に考えてみたいと思います。フランチャイズを探している皆様のお役に立てるようにわかりやすく解説しました。
幼児教室は儲かるのか?
幼児教育はもうかる?
私達、学習塾業界と近しい教室として「幼児教室」というものがあります。
対象年齢は概ね、幼稚園の年齢と同じく3歳〜5歳ほどのものです。
フランチャイズとして展開しているところも数カ所あります。
では、ビジネス的に見た場合の幼児教室はどうかと言えば、かなり厳しいように思います。
幼児教室は、英語なども絡めされているところもありますが、最終ゴールは「小学校受験」というところがほとんどです。
そうした場合に、小学校受験のニーズはそれほど高くなく、かなりエリアが限られている事が多くあります。
東京だから教育熱も高くと考えられる地方在住の方もいるでしょう。
23区の中でも小学校受験などがさかんな地域などは、相当限られており3分1もあるかどうかではないでしょうか。
それだけ特殊なマーケットでもあります。
そして、通常の学習塾と比べ、通える年数も限りがあり通常の塾の場合は、高校受験がメインでありそこのターゲットは多くいます。
しかしながら、幼児教室は単価も非常に高く、完全な富裕層向けのビジネスモデルでもあります。
中学受験の現状は?
近い形態のものであれば、中学受験などがあります。
東京では、中学受験は多い地域であれば5割以上受験をする地域もあります。
受験人数も過去最大値になっており、ここには一定のマーケットがあります。
ただ、現状中学受験を専門にしているフランチャイズの学習塾はありません。
指導内容がかなり複雑なのもあり、未経験者ではなかなか取り扱いが難しい理由からでもあります。
いずれにしても、特殊なマーケットというのは、単価をとる事は可能ですが、それだけ需要が一部のエリアに集中している傾向が強くあります。
従って、幼児教室というのは全国どこでも通用するビジネスプランでもない事を理解をした上で検討をすべきでしょう。