フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回も「フランチャイズ本部は誰でもつくれるか」について考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。
フランチャイズ本部をつくるうえで、初期重要な部分として「研修」の体制つくりがあります。
そもそもFCは未経験者の人を対象にしている事からも研修の重要性があります。
OJTも含めれば、最低でも2週間〜1か月位のメニューを策定しないといけないでしょう。
併せてマニュアル作りです。当然、研修というのはマニュアルにそって指導をしていく事になりますので、こちらも併せて進めていかないといけません。
契約書にも「研修」や「マニュアル」についての表記もでてくるはずです。
FCにおける加盟金の対価などは、商標以外にこの「マニュアル」が重要な位置をしめています。
以前、FC本部で研修は2日マニュアルはA4のワード10ページ位というような
本部もありました。これでは、正直何かでトラブルになった時などは本部側に非があるような事にもなってしまいます。
初期の段階において、トラブルも非常に多く出てくることを考えると、最初のこの準備ができていないと存続自体も厳しくなる部分はあります。
この辺は、多少時間をかけてでもしっかり構築すべき点でしょう。
また研修などは、SVが実施する事も多くありますが、SV自身の教育としても自社の基本のオペレーションを理解をしないといけません。
チェーンというのは、基本とどれだけ乖離をしており、それを是正していく役割もSVに求められていることです。
従って、マニュアルも含め指導する側がその内容自体を落とし込んでいないといけない事になります。
まずは、この辺を意識しながらFC本部構築をしていきましょう。
次回も続きを話します。
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