フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回も「フランチャイズ本部は誰でもつくれるか」について考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。
本部運営において重要な役割との人材として「SV職」があります。
SVは業務的には研修をはじめとした運営、経営指導などを担う役割が中心でもあります。
この人材を最低1名は確保すべきと思います。
開発営業においては、当初は社長がその役割を兼ねていても良いとは思います。
SVの役割として本部と加盟店の「橋渡し」的な存在でもあります。
橋渡しと言えば言葉は良いかもしれませんが、実質クレーム処理に近い部分はあります。
特にアーリーステージの本部と加盟店の間では多くのトラブルがでてきます。
中には、最初と話が違うという事などから脱退や訴訟などに発展する事も多々あります。
このSV職に仮に社長がついていた場合に、常にルール変更なども含め求められる事が多く出てしまうことが欠点になります。
FCというのは契約書に基づいた一定のルールの中での運用が求められます。
これが、加盟店によって特例ばかりを認めてしまうと数が増えた時に運営がうまくいかない事にも繋がります。
社長と加盟店は直接やりとりをしない事が大切です。
このような観点からSVという人材をワンクッション挟むことによって、ルール通りに統一感をもたせながら運営をすることが可能になります。
いかがでしたでしょうか。数回にわたりFC本部構築について書きましたが、まだまだ必要な事は多くありますが、肝の部分だけ書かせていただきました。
今後、本部立ち上げを考えている方などは最低限このような意識を持ちながら立ち上げの参考にしていただければと思います。
コメント