学習塾経営に向いている人の特徴
前回、フランチャイズ経営に向いている人の特徴を述べましたが今回は、私達が運営している学習塾業界についての適性を述べたいと思います。
1.教育者&経営
どちらかに偏っていてはよくありません。「OR」ではなく「AND」になります。
比較的、教育業界に従事した方であれば「教育者」の側面がつよくなります。
ボランティア的に授業をしたり、自習などを手厚くフォローしたりなどです。
全てが悪い訳ではありませんが、経営という観点から考えると、その良かれとしている事が有料のサービスの妨げにもなる事が多くあります。
また、経営の観点が薄いと販促や広告展開などの経営展開が弱い場合が多くあります。
その辺のバランスを理解している人に適性があります。
2.三者コミュニケーションが円滑
学習塾は、BtoCビジネスです。一般的な会社で働く場合の顧客対象層と異なる部分が有ります。
主にコミュニケーションをとるべき相手は、生徒、保護者(母親が中心)、講師(大学生が中心)の三者となります。
この3者はそれぞれ、コミュニケーションも異なる取り方になりますがいずれにせよベクトルが3つあり、このコミュニケーションをうまくはかれる方が適性があります。
特に学習塾では、サービスを受けるのは生徒であり、料金を支払う人は保護者であるという事です。
通常は、サービスの受益者と支払い者はイコールになる事がほとんどですが、この点が学習塾が異質なところでもあります。
特に男性の場合、子どもの扱いにあまり慣れていない人も多く、その辺において、苦慮する方もいます。
いずれにしても、三者のコミュニケーションを苦にしない方は適性があります。
3.誰にでも「フラット」であること
よく学習塾の経営に「学歴」は必要ですかという相談を受けます。
これに関しては、私は特に重視すべき点ではないと思います。ないよりはあった方が良いレベルで、必ずしも学歴が高いと成功
できる訳ではありません。そして、同様に変な「偏見」がない方の方が適性があります。
特に個人塾やフランチャイズの学習塾では「入塾テスト」のようなものは実施していません。
従って、様々な学力層がくる事になります。
それを変な色眼鏡で見ず、「フラット」に対応ができる事が要です。
仮に、あまり進学レベルが高くなくとも、その生徒にとっての第一志望であればその役に立つ事が、塾に課せられた役目でもあります。
仮にその学校や生徒を見下した対応をしていると、相手に見透かされる事は多くあります。
「それぞれの第一志望に合格させてあげよう」という気持ちを持てる方に適性があります。
まだ、細かい部分はまだ多くありますが、概ね上げた3つの事にハードルを感じない人にとっては、「学習塾経営」という場は、ご自身に合っているビジネスの可能性が高いと言えるでしょう。