オンライン学習塾の弱点とは_
独立を考えたことがある人は多いと思います。フランチャイズを開業する時の注意点はどんなところにあるのでしょうか?そこで大事なのは、フランチャイズにオンラインを導入する場合は、オンラン授業のメリット・デメリットを考えておくことです。実際に学習塾を経営をしている経験をもとにお役に立てるようにわかりやすく解説しました。
オンライン型の学習塾ってどうなの?
昨今、色々なビジネスでオンライン化が進んでおり、リモートワークなども根付きつつあります。
学習塾においても、デジタル化の波は進んでおり、ICT教材なども多く存在はしています。
映像講義や演習問題、AI問題演習、各家庭における報告書などのデジタルツールなど多くがあります。
一部、フランチャイズの学習塾などでもオンライン型の学習塾も存在していたりします。
メリットとしては、講師の人件費などもあまりかからず損益分岐が低く抑えられる点はあります。
そして、教材自体も優れたものも多くあります。
では、このような形態の学習塾は成功しているかといえば実態はあまり業績がよくない傾向があります。
オンライン型の学習塾のデメリット
原因の一つとしては、生徒、保護者のニーズが弱い事があります。
色々なアンケートデータはありますが、9割近くは前向きでない事があげられます。
そして、短期における退会者が多く出る傾向があります。
塾のビジネスモデルの強みの1つとして、長期の会員ビジネスという側面があります。
この形態の学習塾は、この強みを出しにくい傾向にあります。
オンライン型の学習塾で成功するには?
まず、ある程度の成績上位層や自分で学習をすすめられる人はこのような教材を活用する事で結果を出すことは可能です。
しかしながら、多くの生徒は勉強自体のモチベーションは低く、その点においては人が介在をしていかないと難しい点があります。
また、今は無料や安価な教材も含め、多数存在をしています。
教材はあくまで道具であり、それをどう使用するかが重要です。
大谷選手の使用しているバットを使ってもホームランが打てるようになるわけではないのです。
従って、教材をアピールしても生徒が集客できる訳でもなく、それを利用するだけで効果がでるわけでもないのです。
仮に有名な予備校講師の映像授業などをみたとしても、その生徒がやる気をもって視聴しない限りは、youtubeを視聴しているのとあまり差がない部分はあります。
その辺のやる気を醸成したりする事は、「人の力」が大きくかかわります。
このような付加価値を出せることが、学習塾としての役割でもあるはずです。
従って、単に儲かりそうだという事でオンライン学習塾を開設した場合に、失敗の確率は高まる事になるでしょう。