フランチャイズで独立・起業 – 無人販売所のリスク

フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、無人販売のリスクについてについて考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。

以前、一度記事にもしましたが最近人気の無人販売所。

FC方式をとっている事も多く餃子や肉からスィーツまで非常にバリエーションも豊富です。

しかしながら、色々な問題も指摘をされつつもあり、今後改善がないと一過性のブームで終わってしまうようなところもあります。

1つは、盗難対策です。

色々防犯技術も高まってはいますが、現状やはり抜け漏れも多く盗難は一定数発生されているようです。

そして、なかなか警察の対応も難しい部分があるようです。

この辺は、やはり昔からスーパーなどにもあるように、現行犯での逮捕的な措置も必要なのではないでしょうか。

また単一商品の物が多く、最初は珍しさ買いもあるようですが、リピート買いというのはそんなに多く発生がしにくい傾向があるようです。

余程、立地的に恵まれたようなところでない限りは、厳しい部分があるようです。

そして、品揃え的にもスーパーやコンビニのように品数が多くあれば、リピートに繋がりますが、1ジャンルの商材というのは厳しいのではないでしょうか。

そして、コロナが一段落した現在外食も少しずつ戻ってきており、必ずテイクアウトで自宅という事もなくなりつつあります。

以前は、お店自体も早く閉まる事もあり、「夕食難民」という言葉がでたようにテイクアウトしないといけない状況もありました。

そもそも、自販機などのビジネスは近隣にお店がなかったり、閉店後などに需要が多くあるはずです。

仮に、そのような需要を取り込めないとすれば厳しい状況はあるでしょう。

そして、先程の防犯面を考えれば24時間というのもリスクはあるのではないでしょうか。

また、売れれば補充などの面を考慮しても有人化になる必要性もあるでしょう。

今は、防犯面も含め当初無人化ではじめたところが有人化してきているという話もあります。

前回のフィットネスジムも含め無人化というのは、単に人件費を圧縮するだけのモデルでは通用しなくなりつつあるようです。

無人化ビジネスは少々曲がり角にきている状況ではないでしょうか。

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