フランチャイズで独立・起業:売上と利益の関係

フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、売上と利益の関係について考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。

前回、会計関係についての話をしました。

少々、延長線上の話ではありますが売上と利益について考えます。

売上と利益とは、似て非なるものでもあります。

例えば売上が10%落ちた場合に利益も10%落ちるかといえば異なります。

それは、固定費なども同様に落ちる訳でないからです。

固定費とは家賃であったり社員などの人件費であったりします。

例えば1000万の売上で原価30%固定費40%の利益は300万となります。

10%落ちた場合に売上900万で原価は270万固定費は400万となります。

利益は230万となり、売上の落ち幅は10%ですが利益額の減少は約25%減少になります。

このように売上の減少割合と利益の減少割合は異なります。

勿論、売上が増加すれば反作用で利益額も増加をすることになります。

最終的に利益がどれだけ出ているかという指標が重要になります。

一般的には売上の方へ目がいってしまいがちですが、最終的には利益額が重要になります。

固定費は、変動していくものではないので、いかに原価などを含めた変動値をコントロールし粗利額を確保していくかという事は重要になります。

また、人件費も社員を適正に人数に配置できないと固定費がかさんでくる部分もあります。

また、安易に広告宣伝を削ると売上に結果ひびく事にもなる事も多くあります。

経営していく部分で、何のコストをコントロールしていくかで経営状況も変わりますので業種に合わせたコントロールが必要になるでしょう。

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